診療科目MEDICAL

角膜を硬くして進行させない 円錐角膜治療 (角膜クロスリンキング)

  • 円錐角膜とは

思春期の10代・20代で気づいて欲しい角膜の病気です

円錐角膜は、角膜の中央部が前方に飛び出てくる病気です。 10代・20代の若い頃に起きやすく、年齢とともに症状が悪化していきます。
角膜が突出することで歪みが生じ「物が変形して見える」「二重に見える」などの視力低下が起こります。また、角膜内に水が溜まり、角膜が白く濁る「急性水腫」になると、さらに視力が低下します。重篤な場合には角膜移植が必要になることもあります。
この病気は自覚症状がなく、検査で指摘されて初めて気づくことが多いのが特徴です。次の項目に該当する場合には眼科で検査を受けることをおすすめします。

円錐角膜のイメージをCG動画で見る

円錐角膜の検査をおすすめします

  • 近視・乱視が急激に進んできた
  • 眼鏡・コンタクトをしても視力が出ない
  • 街灯などの光が重なって見える
  • アトピーなどのアレルギーがある
  • レーシック手術を受けようと思っている

ご心配な方は、無料でご相談に応じております

この病気は自覚症状がありません。また、円錐角膜を進行させないために、生活習慣や食生活などご自分でできる方法もありません。専門知識を持つ眼科医のアドバイスが重要になりますので、当院では無料でご相談を受け付けております。ご心配な方は、お電話でご予約下さい。

円錐角膜の治療はこんな手術です

角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼し、紫外線を照射するだけです!

角膜クロスリンキングという治療ですが、当院ではこの治療に再生医療を付加しています。

治療の特徴

  • 円錐角膜をこれ以上進行させないようにします
  • ビタミンB2に紫外線をあてて、活性酸素に変化させます
  • 活性酸素の特性によってコラーゲン線維を固めて角膜全体を硬くし、変形しないようにします
  • 治療時間はトータルで5分程度です
  • 円錐角膜の進行を止めることができます
  • 再生医療の付加により痛みはありません

角膜クロスリンキング治療のデメリットを再生医療で解消!

15年ほど前に開発された角膜クロスリンキング治療には2つの欠点がありました。

  • 時間がかかり過ぎる(紫外線照射時間が片目で30分)
  • 角膜上皮除去の痛みが1週間ほど続く

この2つの欠点を補うために5分ほどの紫外線照射で済む「高速法」、角膜上皮を除去しない「エピオン法」が考案されました。しかし実際には、5分間じっとしているのも長く辛く感じます。さらに角膜上皮を除去しない方法では効果が薄い懸念があります。
そこで当院では再生医療を付加することで、角膜上皮を除去しても〝痛みがない〟〝角膜上皮は2~3日で再生〟する方法で治療しています。照射時間も1分で十分な治療効果を得ています。

手術の流れ

両眼で4~5分、日帰りの治療です!

1 麻酔

麻酔は点眼麻酔だけです。

2 角膜上皮の除去

エタノールによって角膜上皮だけを除去します。

3 紫外線の照射

角膜のリボフラビン(ビタミンB2)点眼に1分、紫外線の照射に1分で終了です。

4 L-PRP(高白血球多血小板血漿)を点眼

再生医療L-PRPについてはこちらから

5 治療用コンタクトレンズの装用

角膜の保護のために治療用コンタクトをのせます(眼の絆創膏)。

よくあるご質問

この他の疑問や不安があればお電話ください!

治療前の不安について

円錐角膜の原因はなんですか?

原因はまだよく分かっていません。アトピー性皮膚炎の方、ダウン症候群の方、睡眠時無呼吸症候群の方に多い傾向があります。また、目をこすることで円錐角膜が進みやすくなるというデータもあります。

薬で治りませんか?

残念ながら、いまの時点では円錐角膜を薬で治すことはできません。

円錐角膜で失明しますか?

いいえ、しません。進行すると乱視や近視が強くなり、角膜が白くにごることがありますが失明にまで至ることはありません。

治療法にはどういうものがありますか?

軽度だと特殊なハードコンタクトレンズ、軽度・中度では角膜内にリングを埋め込む方法で視力を矯正する方法があります。でもこれらは円錐角膜の進行を止めることはできません。進行を止める方法は、角膜クロスリンキングになります。病気が進行し重度になった場合には角膜移植が最後の治療法になります。

近視や乱視も同時に治りますか?

円錐角膜の治療は、進行を止めるだけです。病気の進行を止めた後に視力を回復させる、眼内コンタクト治療などの屈折矯正治療が必要になります。

円錐角膜ですがレーシックのようなレーザー視力矯正手術などを受けることはできますか?

受けることはできません。円錐角膜の場合、角膜の突出してきた部分は薄くなっているため、レーザーを照射すると角膜が破けてしまいます。とても危険です。

適応検査について

角膜クロスリンキングの術前検査はどれくらいの時間がかかりますか?

検査ではまず、円錐角膜以外の眼疾患がないか、そして手術の適応として問題がないかを調べます。検査のほかに、医師の診察も含めて所要時間は1時間~1時間半ほどです。

術前検査の際に注意することはありますか?

ソフトコンタクトレンズは検査前3日間、ハードコンタクトレンズまたは連続装用コンタクトレンズは検査前2週間前から装用を中止してください。女性の方はアイメイクをせずにお越しください。瞳孔を開く点眼薬を使用します。しばらく(5~6時間)視界がぼやけますので、お車での来院はお控えください。

費用について

手術費用はいくらくらいかかりますか?

片目15万円(税別)、両目で30万円(税別)です。健康保険の利かない自由診療となります。

手術費用の支払いは、クレジットカードでも大丈夫ですか?

各種クレジットカードの他、スマホからお申し込みのできる医療ローン(分割払い)もご利用頂けます。

手術について

角膜クロスリンキング手術当日に注意することはありますか?

当日は眼鏡でご来院ください。アイメイクをせず、お車での来院はしないようにお願いします。また手術前日、当日の飲酒はお控えください。

手術で失明することはありませんか?

角膜クロスリンキング手術で失明するようなことはありません。ただし、術後に感染症を起こさないように点眼薬は指示通りに使ってください。

手術は痛いですか?

痛くありません。点眼麻酔によって痛みは感じませんし、手術後は再生医療のL-PRP点眼によって痛みも抑えられますので、安心して手術を受けてください。

手術後について

角膜クロスリンキング手術の翌日から仕事ができますか?

デスクワークはなどのお仕事は翌日から可能です。体に負荷のかかるハードなお仕事の方は医師にご相談下さい。完全な視力回復までには1週間程度かかる場合もありますので、お仕事の予定を調整していただいた方がより安心です。

手術の後に通院は必要ですか?

手術翌日、1週間後、1か月後に角膜の状態を確認いたします。その後は手術の経過に応じた検診をいたします。

手術後の定期検診は手術代に含まれているのでしょうか?

手術費用には、再生医療費、薬代のほかに、術後の検診代等が含まれております。